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経営者が高齢で新たな生命保険に入れないもしくは入り直すと保険料が高額になるため、M&A後に生命保険契約を法人(売却対象会社)から経営者個人(売り手株主)に引き継ぐことは可能でしょうか?

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相談の背景

M&Aで会社を売却するオーナー経営者です。

売却対象会社が契約者で経営者(売り手株主)が被保険者の生命保険契約があります。

質問

経営者が高齢で新たな生命保険に入れないもしくは入り直すと保険料が高額になるため、M&A後に生命保険契約を法人(売却対象会社)から経営者個人(売り手株主)に引き継ぐことは可能でしょうか?

回答

M&A後に法人(売却対象会社)から経営者個人(売り手株主)に契約者変更することで生命保険契約を引き継ぐことが可能です。

当然ですが契約者変更後は、経営者個人が保険料を負担しなければなりません。
また、解約返戻金のある契約の場合は、契約者変更の際に経営者個人が法人から生命保険契約を時価相当額で買い取る手続きが必要となるので注意が必要です。

生命保険契約の時価相当額は、契約者変更時点の解約返戻金相当とすることが一般的です。

回答者
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三村尚(みむらひさし)
M&Aアドバイザー
M&Aシニアエキスパート。香川県高松市生まれ。横浜国立大学経営学部を卒業後、百十四銀行、帝国データバンク勤務。2012年より、みどり合同税理士法人グループ勤務。延べ2,000社の企業評価を行った経験を活かし、M&Aを中心とした事業承継サポート、経営コンサルを行う。これまでに40件超のM&A取引の支援実績あり。

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