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労働組合のある会社の買収は難しいと聞きますが、どのような点が難しいのでしょうか?

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相談の背景

買収を検討している売却希望会社に労働組合があります。

質問

労働組合のある会社の買収は難しいと聞きますが、どのような点が難しいのでしょうか?

回答

労働組合には、企業別労働組合と合同労働組合(ユニオン)があります。
企業別労働組合は、一つの企業内の労働組合です。合同労働組合(ユニオン)は一つの企業だけでなく、複数企業の従業員が合同して組織している労働組合です。

いずれも労働組合がある場合には、団体交渉で労働環境の改善、未払い残業代の支払い、退職金の支払いなど要求されるケースがあります。
合同労働組合(ユニオン)の中には、対象会社の従業員を巻き込んで強硬に権利を主張するものもあり、対象会社の運営に支障をきたすこともあるようです。

労働組合の力が強い場合、買収後に親会社が実施する改善・改革などがスムーズに行えないことがあることから、労働組合のある企業の買収が難しいと言われるのでしょう。

回答者
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三村尚(みむらひさし)
M&Aアドバイザー
M&Aシニアエキスパート。香川県高松市生まれ。横浜国立大学経営学部を卒業後、百十四銀行、帝国データバンク勤務。2012年より、みどり合同税理士法人グループ勤務。延べ2,000社の企業評価を行った経験を活かし、M&Aを中心とした事業承継サポート、経営コンサルを行う。これまでに40件超のM&A取引の支援実績あり。

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