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M&Aで事業を売却する際の売却価格はどのようにして決まるのでしょうか?

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相談の背景

M&Aで事業の売却を検討しています。

質問

M&Aで事業を売却する際の売却価格はどのようにして決まるのでしょうか?

回答

不動産売買と同じように売り手と買い手が取引相場を勘案して納得した価格で売却価格は決まります。

ただし、M&A取引は不動産取引のように事例が多くないため、取引相場が明確になっていない場合が大半です。

その場合には、中小零細企業では「時価純資産+営業権」方式で算出された価格を取引金額の目安とすることが多いようです。
「時価純資産+営業権」方式は、時価換算した資産から負債を差し引いた「時価純資産」に収益力を換算した「営業権」を加えることで株価(事業価値)を算出するものです。

業種にもよりますが、営業権は売却対象会社(対象事業)の経常利益に3~5倍を掛けて算出した金額を目安とすることが一般的です。

回答者
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三村尚(みむらひさし)
M&Aアドバイザー
M&Aシニアエキスパート。香川県高松市生まれ。横浜国立大学経営学部を卒業後、百十四銀行、帝国データバンク勤務。2012年より、みどり合同税理士法人グループ勤務。延べ2,000社の企業評価を行った経験を活かし、M&Aを中心とした事業承継サポート、経営コンサルを行う。これまでに40件超のM&A取引の支援実績あり。

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