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M&Aで会社を買収する際に買い手側が負担する費用はどのようなものがあるのでしょうか?

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相談の背景

M&Aで会社の買収を検討しています。

質問

M&Aで会社を買収する際に買い手側が負担する費用はどのようなものがあるのでしょうか?

回答

一般的に会社の買収(株式売買スキーム)で買い手側が負担する費用は以下となります。
(1)M&A仲介会社もしくは買い手側M&Aアドバイザーに支払う手数料
(2)買収監査を依頼した専門家に対して支払う買収監査(デューデリジェンス)手数料
(3)買収対象会社の株主に支払う株式売買代金
(4)買収後、司法書士に支払う買収対象会社の商業登記変更手数料

(1)のM&A仲介会社もしくは買い手側M&Aアドバイザーに支払う手数料は、各社によって異なりますが、株式売買額もしくは移動総資産額の5%~、が一般的です。
なお、移動総資産額は株式売買額に負債総額を加えたものなので注意が必要です。株式売買で会社を丸ごと買収する場合、資産だけでなく負債も買い手側に所有権が移動するため、移動総資産額に対して手数料をもらうという考え方です。

手数料の算出ベースが株式売買額と移動総資産額では、大きく手数料金額が変わるため、依頼する仲介会社やアドバイザーがどのような手数料体系となっているか十分に確認する必要があります。
また、着手金、中間金(基本合意書締結時が一般的)、最低手数料を設けている場合もありますので合わせて確認しましょう。

回答者
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三村尚(みむらひさし)
M&Aアドバイザー
M&Aシニアエキスパート。香川県高松市生まれ。横浜国立大学経営学部を卒業後、百十四銀行、帝国データバンク勤務。2012年より、みどり合同税理士法人グループ勤務。延べ2,000社の企業評価を行った経験を活かし、M&Aを中心とした事業承継サポート、経営コンサルを行う。これまでに40件超のM&A取引の支援実績あり。

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